
こんにちは!
元教員の咲月と申します。
夏休みの宿題と言ったら、何を思い浮かべますか?自由研究?夏のドリル?貯金箱づくり?学校によってそれぞれだと思いますが、多くの学校で毎年出されるのが「読書感想文」じゃないでしょうか。
嫌いな人、多いですよね~
こんな教材も今年は話題になっていますが、それでも苦戦する人はいますので、私が子どもの頃に実際に使っていた書き方を紹介しようと思います。
私が紹介する読書感想文の書き方は、こんなところがポイントです。
- 作品に興味がなくてもOK
- 「~と思いました」が続かないから、上手な文章に見える
- 他の人とちょっと違う読書感想文が書ける
- イベントとか他の感想文にも応用できる
読書感想文を適当に家にある本でパパッと書きたいな~という人はぜひ試してみてください!

読書感想文の考え方|読んで思ったことなら何でもOK

ぶっちゃけ、読書感想文はその名の通り「読書をした感想の文章」なんだから読んで思ったことなら何でもいいんです。
読書感想文で書く王道な内容はだいたいこんな感じ。
- どうしてその本を選んだのか
- あらすじ
- 心に残ったところ、感動したところ
- 感想
ですが、私はこの構成で読書感想文を書けと言われても困っちゃいます。
Q どうしてその本を選んだのか?
A 家にあったから。薄かったから。課題図書だから。
はい、終了。もう終わりました、ここで心は折れます。原稿用紙は永遠に白紙です。
では困るので、別に理由がなければ無理に書かなくてもいいです。
あらすじも別に書かなくて大丈夫です。だって要約するのって難しいじゃないですか。
ということで、そういう難しいことなしでゆる~っと書き始めたいと思います!
読書感想文は3つのステップで書ける!
私が読書感想文を書くときに考えるのはこの3つ。
- 気になった場面やセリフは何か
- どうしてその場面やセリフが気になったのか
- どんなことを考えたのか
どうやってこれだけであの原稿用紙を埋めるのか、1つずつ説明していきましょう。
小学校低学年の人は、周りの大人の方が問いかける形で一緒にやっていくと
読書感想文の書き方① なんとなく気になる場面やセリフを選ぶ

パラパラーっとなんとなく読んでいくと、ちょっと目に止まるセリフや気になった場面があると思います。そういうところがあったら、要らない紙にでも書き出しておきましょう。
多くて困ることはないので、なんとなく気になった部分は全部メモしちゃってOKです。
どうしても気になるところがなかったら、適当に自分も似たような経験したなってところや、自分もこんなこと言ったことあるな、言われたことあるなってところをとりあえず書いておきましょう。
読書感想文の書き方② 選んだ場面やセリフから連想したことを書く

本を読んでいて気になったところが書き出せたら、どうしてそれが気になったのか考えてみましょう。
自分の経験でもいいですし、こんなことでもいいです。
- 人から聞いた
- テレビから聞いた
- 知らない言葉だったから印象に残った
- 登場人物の行動が理解できなかった
連想したことを書きだしていく時には、マインドマップを使うと便利ですよ。
なんとなく気になったときには、だいたい何かを無意識に連想しているときです。
どうしても「なんとなく気になった」で終わってしまう場合は、その場面やセリフを「いいな」「かっこいいな」など好意的思ったのか、「ムカつくな」「嫌だな」と否定的に思ったのか考えてみてください。
そう思った理由があると思います。それが見つかればOKです。
読書感想文の書き方③ 自分の経験と繋げて思ったことを書く

①、②で考えたことを合わせて、自分が考えたことを書きます。
文章にするとこんな感じです。
○○(登場人物)は「~~」と言いました。私はこのセリフを読んで××だと感じました。
なぜなら、私は「~~」というセリフから☆☆を思い出したからです。
☆☆は~~~~(以下☆☆について好きに語る)
なので、私は****(まとめの意見)だと思います。
この、「 私はこのセリフを読んで××だと感じました。 」の1文が入っていれば、この後に何を話してもOKです。それは全部この本を読んで考えたことだから。
本は自分の意見を話すきっかけ程度でOK
読書感想文というと、どんな本で、どんなことが書いてあって、どの部分からどう思ったか書かないといけないと思い込んでいる人がいっぱいいます。でも、読書をして思ったことを書く文章なんだから、その本を読んで連想したことは何だって書いていいんです。
基本はこの3つ。
- 気になった場面やセリフは何か
- どうしてその場面やセリフが気になったのか
- どんなことを考えたのか
せっかく1冊の本と出会ったんです。嫌々マス目を埋める時間ではなく、自分のことを考える機会にしてみてください。
コメント
凄く勉強になりました
感想文ではないけど、参考にします